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回旋镖效应:被要求学习会产生反抗心理

例えばマンションの居住者全员の合意が必要な场合に、彻头彻尾反対意见を押し通そうとする方が少なからず存在するものです。なぜ彼らはそこまで顽なな态度を取るのでしょうか。今回の文章では、その理由のひとつとして“ブーメラン効果”なる心理现象を挙げるとともに、彼らの心を解きほぐす方法についても记しています。

假如需要全部公寓居民的统一意见时,总有不少人从头到尾都打算持反对的意见。为什么他们要采取如此顽固的态度呢?这篇文章就将列举其原因之一的心理现象——回旋镖效应,同时也记叙了解决的办法。

说得されると余计に反発する“ブーメラン効果”

被劝说时反而会爆发的“回旋镖效应”

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最近、全员の合意が必要な一括受电への切り替えにおける反対者への対応について闻かれることが続きました。このところ相谈がなかったので、电力の完全自由化で既存マンションでの一括受电への切り替えは、ひと段落したかな…と思っていましたが、そうでもないのか、裁判になっているものもあるようです。

最近屡屡收到这样的询问:在需要全员同意转换成集合供电时,应对反对者的方法。这段时间倒是没这种咨询了,原以为由电力完全自由化向公寓集合供电转换这件事已经告一段落了,然而并非如此,仍存在需要商讨的问题。

総会决议はしても、全戸の専有部分の电力供给先の変更承认が必要なので、结局のところ、理解を得られるようにして协力をお愿いするしかないわけなんですが、人间には、悬命に说得されると余计に反発を覚えるという心理があるから厄介です。

虽说在会中做出了决策,但因为变更专有部分的电力供给处需要得到全住户的认可,结果为了得到理解,还是只能拜托用户协助。然而对于人们而言,被拼命说服的话反而会引发不必要的逆反心理,这样就非常麻烦了。

デパートで洋服を见ていたら、店员さんが寄ってきて、“それ、お似合いですよ~”とか勧められるとなんか买いたくない気分になってその场を离れてしまう…そんなことありませんか。私はあります。下手だな~この店员さん“ブーメラン効果”って知らないの?…と思います。

大家有没有遇见过这种情况?在百货公司逛衣服时,店员凑过来劝说“这个很适合你哟”时,不知怎的就变得不想买了而离店……我就有过这种经历,会想:真笨拙啊这个店员,他不知道“回旋镖效应”吗?

“ブーメラン効果”とは、他人が、自分をある态度に导こうと试みたときその行为や主张に反発を感じてかえって相手の意図とは逆の心理になってしまうことをいいます。勉强しろと言われれば、言われるほど勉强したくなるくなる…こんな経験はありませんでしたか。

“回旋镖效应”指的是:在他人尝试将自己向某种态度诱导时,由这种行为、主张等引起排斥之感,导致最后反而变成了与对方意图相反的心理。越是被说“去学习!”就越是变得不想学习了……大家有这种经历吗?

で、やっかいなのは、自分が、勉强するつもりがなかったときより、自分でも“勉强しなくちゃ”と思っているときの方が、反発心が大きいことです。デパートでの买い物のときも、まったく买う気がなく见ているときよりも、“これ、いいかも…”とちょっと买う気が出ていたときに、“お似合いですよ~”なんて急に声を挂けられると、何か、気持ちがそがれてしまうのです。

并且麻烦的是,比起自己没有学习的打算之时,自己也认为“必须得学了”的时候,逆反心理会更加严重。在百货商店买东西的时候同理,比起完全没有买的意思只是看看的时候,稍微有点想买的打算,想着“这个不错啊”的时候,突然被搭话说“这件很适合您啊”的话,总觉得想买的心情就被削弱了。

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私が、ちょっと兴味を示している様子を见て、购入を后押ししようと思って、店员さんは声を挂けるのでしょうが、私にとっては、逆効果です。なぜか…店员さんは、基本、买わせたくて声を挂けるものと私自身が知っているので、“お似合いですよ~”を素直に闻けません。

我稍稍表现出有些兴趣的样子,想着“之后买了吧”的时候,这时店员可能就会过来搭话,这对于我来说,是会起到反作用的。这是为什么呢?因为我自己知道,店员来搭话基本上是出于想让我购买的目的,(不然)才不会听到如此直接的称赞:这件很适合您啊!

しかも、私はその助言を店员さんに求めていません。私は、自分で选ぶのを楽しんでいるのです。そんなときに声を挂けられたら、谁かにコントロールされてものを买うのはいやだ、という抵抗心が出てきて、もう、その洋服は选びたくなくなるのです。

并且我不是在向店员寻求建议,而是沉浸在由自己挑选的乐趣之中。在这种时候被搭话,会产生“被谁操控了,不想买东西”的抵抗心理,于是便不想再挑选衣服了。

そういうと、私は、人のアドバイスを拒否する顽固者のようですが、実は、プロのアドバイスを受けてものを购入するのは大好きなんです。自分から、こういう洋服を探しているんだけど…といって、店员さんにセレクトしてもらうこともよくありますし、2つの候补で迷ったときには、両方を试着して店员さんの意见を闻いて、决断することもありますから。“ブーメラン効果”は、特别へそまがりの人だけに起こることではなくその状况によって、谁にでもあることなのです。

这样说起来我好像就是拒绝别人提议的顽固者一样了,然而我其实非常乐意听从专业人士的建议来购买衣服。我经常自己对店员说“我在寻找这种衣服……(然而没有什么头绪)”,让他帮我选择;或是在有两件候补而困扰之时,会两件都试试,在询问店员的意见之后做出决定。“回旋镖效应”并非仅对脾气别扭的人起作用,而是视情况而定,谁都有可能产生的心理。

なぜ、私たちの心にこんな効果が働くのかその原因には、次のようなことがあります。

为什么我们的心里会产生这种作用机制呢?原因有以下几点:

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まず一つ目、说得者の态度や主张に不信感を抱いたためあるいは说得者のことを快く思っていないために反対の立场を取ろうとする。

第一,对说服者抱有不信任的态度和主张,或不喜欢说服者本身,因此采取了反对态度。

たとえば、一括受电に最后まで合意しない人の中には、理事会のやり方に纳得がいかないと思っていたり、业者の强引さに反発を感じているために合意しない人がいます。こういう人をいくら说得しても、よけい顽なになるのはこの心理です。反対している人が警戒しない第三者に、どこに纳得しないのか、何に反発を感じるのか、しっかり话を闻いてもらい、そこを、ほぐしていくしかないと思います。

例如,在直到最后也不能对集合供电达成共识的人群之中,有些人是不认同理事会的做法,有些则是由于对从业者的强迫做法产生了排斥心理,因而不能达成共识。对于这些人即使说的再多,这种心理机制也会使其变得更加顽固。我认为只能让反对者不警戒的第三人好好询问“哪方面不认可”,“对什么感到排斥”,再针对此进行深挖。

二つ目として、自分の人生にとって重要性の高いことに关しては、自分の意见とは异なる主张を絶対に受け入れまいとする。たとえば、原発に絶対反対だと思って原発をなくす运动をしている人にとっては、せめて自分の自宅の电気ぐらいは、原発でつくられた电気じゃなくて、自然エネルギーで造られた电気を买いたい…ということは、絶対に譲れない重要度が高いことなのです。

第二,在关系到对自己人生而言重要程度高的事情上,就绝不会接受与自己意见相左的主张。例如,对于坚决反对原子能发电、甚至发起取消原子能发电运动的人们来说,至少自己的家用电不能是原子能所发的电,而是购买自然能源转化的电力……像这样的事情,即是绝不能让步、重要程度高的事情。

电気はどこから买っても同じじゃない安い方がいいに决まってるじゃない、などと周りが说得しても、その人にとっては譲れない大事なことを軽视する人の言うことは絶対に受け入れられないと意思は强固になります。

就算周围的人劝说着诸如“去哪里购电不都一样吗?就决定去买便宜的不就好了!”等话语,对那人而言,则会想着“轻视我这不能让步的重要事项的人所说的话,绝对不能接受”,从而更强化了原本意识。

三つ目として、说得されることが、“自分の自由への胁威”と感じると、自分の选択の自由を守ろうとして心理的反発が生じる。私の买い物中の心理は、これだと思います。他者に强制されるとか、コントロールされるということに、本能的に胁威を感じるので、その可能性があることには従わない…という気持になるのだと思います。

第三,一经察觉“被说服”这件事是对“个人自由的威胁”,就将产生“保卫自己选择的自由”的逆反心理。我在买衣服时的心理大致可被认为是这个样子的:在被他人强制、控制购买这件事情上,(我)本能地感到了威胁,因此不能顺从这种可能性(继续发展)。

この心理を、一括受电の场合で考えると、同意书に署名捺印しないのは共同の利益に反する…なんていって强制されると、自由を侵される胁威から反発しますが、専有部分の电気契约は本来个人の自由であることは、よくわかっていますが、管理费収支の改善のために、协力いただくことはできないか、考えてみて顶けますか…と言われたら、自分の意志で、管理组合に协力しようという気持になることも十分考えられます。

将这种心理类比到集合供电的场景下,若是听到“不在同意书上签字盖章就是违反共同利益”这种强迫的话,就会因存在“自由被侵害的威胁”而引起反感。然而若被这样商量:“我非常清楚专有部分的电力合同本就属于个人的自由,但您能为了管理费收支的改善而给予协助吗?您能考虑一下吗?”就很容易得知,你将会根据自己的意志,变成“协助管理公会工作”的态度。

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いずれにせよ、人の心を変えることは、一筋縄ではいきません。丁宁に急がず合意形成を进めることが重要です。それによって、一つ目の理由での反対は防ぐことができます。二つ目の理由だったら…これは早めにあきらめることかな…。これは、しかたがないです。说得して追いつめてまで、一括受电にしなければならない理由はない…と私は思います。でも、この理由による反対は本当に少数です。管理组合があきらめて引いたことで、それはそれで反対者にとって、何となく居心地が悪くなって引越しをされたケースもあります。そういう解决もあるのです。

无论如何,改变人心可不能用一般的方法,“从容不迫地促成合意形成”非常重要。借此可阻止第一种反对理由。若是第二种理由,那还是早点放弃比较好……这种情况无计可施。别说劝说着(将对方)逼到绝境了,我认为并没有“非集合供电不可”的理由。但是基于这种理由的反对者是极少数的,也存在这样的先例:对于反对者来讲,管理工会放弃劝说这事,总会(使他们)感觉心里不舒服,从而搬家,因此这也不失为一种解决办法。

三つ目の理由の场合は、“自由への胁威”ではないことをきちんと示し协力をお愿いすることで解决は见えます。数百戸のマンションで一括受电への切り替えができたところは、管理组合が経费削减に一生けんめい取组み、理事自らが丁宁に说明にまわって协力をお愿いしています。

在第三种理由的场景下,明白地表示出这不是“对自由的威胁”,并请求协助的话,即可得到解决。在多达数百户的公寓中,成功向集合供电转换的背后,是管理工会为了削减经费拼命认真解决的身影,是理事一次次亲力亲为得耐心说明、寻求协助。

人にはそれぞれ、譲れないことがあるのです。反対の意见があっても当たり前ということを理解してその意见を否定せず受け入れ、确かによいことばかりではないかも知れないけど、管理组合の大多数の人の选択に协力してもらえないか…と谦虚に话すことではないでしょうか。

不可退让的事情因人而异,有反对意见也是理所当然的,清楚地认识到这点,不否定而是接受该意见,应该这么提出要求:“虽然可能不是完全正确的决定,但对于管理工会大多数人的选择,能不能(让我们)得到大家的协助呢?”

マンションの共用部分の管理や管理组合运営に关しては、多数决で决めたことに协力する…それは当たり前です。しかし、専有部分での暮らし方まで制限をするには、それ相応の理由が必要です。

“在有关公寓公共区域的管理以及管理工会的运营方面,协助大多数人决定的事项”是理所当然的。但是若想对私有领域的生活方式加以限制的话,那就必然需要相应的理由了。

どうか、方法を间违えないでほしいと愿います。重要なのは、あくまで、自分の意志で协力する…ということです。“ブーメラン効果”、覚えておいてください。

无论怎样,希望您不要弄错方法。最重要的是,至少(使其)根据自己的意识加以协助。请记住,这就是“回旋镖效应”。

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